20250810

2000/08/09 2.病院実習

 
さて、病院での実習が始まった。いろいろ日本と違う点があって驚き。例えば最初に仕事内容の書類に署名するんだけど、「患者の周辺をきれいに保つこと」というところに「花」が含まれているの。枯れたり腐った花を放置しておくなんて考えられないんだよ、やっぱり。ベッドは患者が退院するとベッドごと地下に運んで新しくセットされたベッドを持って来るだけ。差し込み便器なんかも自動洗浄機があるから それに放り込むだけ。タオル類も全て病院のものを使用。基本的に白衣もシーツもタオルも 家へは持ち帰らない。菌がいるから病院で高温で洗う。タオル、枕カバーなどは上用 下用で ちゃんと色分けされている。(枕は足にはさんだり、背中に入れたりで 色々な大きさのがいくつもある。) 患者は寝巻きだけ自分のを使う。おむつもパッドも全て病院が用意。その方がパッと使えて合理的だよねえ。毎日身体に香油を塗る。床ズレ防止の意味もあるんだって。凄くいい匂い。食事は同じメニューを私達も食べるんだけど、おいしいよ。ちゃんと熱いのと冷たいのと。私の仕事は食事の世話、身体をふいたり 香油を塗ったり おむつ交換、寝る向きの変換などの手伝い、いろいろなものの補充、片付けなどなど。殆ど立ちっ放しで 座るのは休憩の30分間だけ。約7時間労働で2週間に3日のお休み。実習の2箇月間は お金はもらえないけど食券がもらえる。それ以後アルバイトもできる。その時は食券を買うんだって。
病室は大体2人部屋で、個室と4人部屋が少しある。テーブルセットが置いてあって、座れる人はテーブルで食べる。(動けなくても運んであげる。)午後にはコーヒー(紅茶)とケーキがあるし、ミネラルウォーターも病院が用意する。自分で用意するものが少ないから 病室もすっきり。洗面台は座って使える高さで 鏡も下の方まであって、大きい。自立している人は前まで運んであげると自分で朝の身仕度をする。私の担当している病室では2人食事の手伝いが必要な患者がいて、ゆっくり食べるから 私は行ったり来たりして食べさせる。あ、食事用の前掛けもあるんだよ。だからこぼしても全然平気。粉薬はなし。水薬か丸薬。お薬も1日分のピルケースがあって、看護婦が毎日そこへ分けて中身だけいれる。水薬は食事の時に配る。だから患者は何も悩まなくていい。ゴミも出ない。飲み忘れもない。日本の方が細やかかなという気もするけれど(七栗との比較) 現にみんな床ズレもなく悪臭もなくいるから これでいいのでしょう。合理的という面、環境などはこちらの方がはるかに上。家族は全く付き添っていない。自由に会いには来るけれど。




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何度か書いているけれど、教養課程2年間の休暇中に2週間の看護実習が義務付けられていた。内容は看護婦さんの下働きで、私は老年内科の病棟だったので、高齢者の介護が主だった。

七栗というのは、祖母が入院していたホスピス。ホスピスに行く前の病院で、凄くつらい目にあったのだ。

 

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