20250707

2000/07/07(金)

 

今週の解剖学の教授は結構高齢でスライド等をレーザーの赤い光で指す時に絶えずブルブル揺れまくっています。どこが指したいのかよく判らん。でもいい人なので文句は出ない。

生物の実習で古代人の頭蓋骨の判定をした。判定基準が10項目あって、そのうちの一つが頬骨のアーチがどれくらい張り出しているか、というのがあって、①鉛筆しか通らない ②指が入る ③指が2本以上入る で②!と答えたら①が正解で、「えーっ どおしてえーっ 指入るのにーっ」と言ったら、教授の指は私の2倍位の太さがあった・・・💧
実習の終わりに「これで皆さん頭蓋骨の判定を覚えたので、散歩中に頭蓋骨を拾っても いつの時代のものかわかりますね」と言われて 大爆笑。「くれぐれも新しすぎるものは拾ってこないように」って。

ラテン語必死に暗記してたら、「サチコ、50%で合格なんだからね。あんまりいい点とると みんなのためによくないから ほどほどにするように」と友達に言われた。んー、でも各設問で50%というのは結構きついよ。合計点なら楽勝(?)だけど。一度友達(ボリス)に訳し方とか語の意味とかを2時間位教えてもらって だいぶつかめたけど、まだまだ難しい。

昨日の職業分野研究は 家庭医の終末期医療がテーマで、日本でのことをきかれて ばあちゃんのこと話し始めたら泣けて泣けて どっと疲れた。体調も悪かったし。こちらへ来て、いろいろと日本との差を知っていく度に 改めて悔しさがこみあげてきて 夜も眠れんことがよくある。Tübingenでは いわゆる「終末期」の人はPaul-Lechler-Krankenhaus(私が実習する病院)へ紹介していくというシステムができあがっているんだって。やっぱりね、今さえ我慢していればいい病人と 残された時間が貴重な病人が一緒に放り込まれているのはよくないと思う。病院側の対応も、可逆の人と不可逆の人では要求される細やかさが違うんだよな。今迄生きてきて人生の最後の締めくくりに病院側の事情なんか知ったこっちゃないっつうの。みんな自分が死ぬ時に思い知るがいい。
高齢者にとって手術、検査、入院といったものが どれだけ負担になるかという問題も扱われた。やっぱりここらへんが私の最終テーマになりそうだな。負担の軽い治療、最低限の手術、患者の生活の中の要の尊重。管つっ込むのにあれだけの苦痛を伴わせて 2回も手術して あほかいな。下手くそめ。粉薬もなんとかしろっちゅうの。下剤飲ませておいて食物繊維をとるなだとー?ふざけるな。



* * * * *

2回手術したのは、まあ仕方なかったなと今ではわかる。下剤飲ませて食物繊維をとるなも、今なら理由がわかる。でも理由を教えてくれなければ、「なんでこんな苦労をさせる」となるし、そもそも程度の問題なので、あんなに頭から禁止する必要はなかった(料理するのが凄く難しかった)。
粉薬は飲ませる度にむせてむせて、それでぐったり疲れて、本当に大変だったの。



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