思い出に浸る暇なんてないだろうからと、大切にしていた品も沢山処分した。
髪をセットする時間も惜しいだろうから、束ねられるように伸ばした。
勉強机と寝るベッドさえあれば、あとは何も要らない。
食いしばる歯がある限り、石に齧りついてでも、やってみせる。
バタバタと準備して、遂に出発。
飛行機の中で、大学入学許可の封筒に入っていた冊子に初めてじっくり目を通し、ひえーっと胃が裏返しになりそうになった。
前試験の前の学期休み中に2か月間の看護(介護)実習をすること。
Famulatur:
臨床課程の学期休み中に合計4か月間の臨床実習をすること。
Vorprüfung(前試験):
筆記は2日間4時間ずつ、口頭実技は学生4人に試験官2人で、2-3時間。
これに合格する事が臨床過程に進む前提となる。
筆記のみ、2日間4時間ずつ。
第2回国家試験:
筆記は4日間4時間ずつ、口頭実技はグループで3-4時間。
第3回国家試験:
口頭実技のみで、学生4人、試験官4-5人。もはや時間は書いていない・・・。
2000年4月18日、武者震いしつつ、ドイツ入国。
荷物は船便で送ったので、トランク一個で新生活スタート。



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